一般的には知られていないこと、たくさんありますが
そんな一つを今日はクイズで出題!
まず、「黒糖(こくとう)」といっても主に3種類(「黒糖」「加工黒糖」「赤糖」の3種)あるのです。
これは製法で分類されています。
ただ、どれも使われる原料の大元は「サトウキビ」
そのサトウキビの加工の仕方で3種類に分類されています。
一番売れているのはどれでしょうか?
A:「黒糖」
サトウキビのしぼり汁をそのまま煮詰めたものです。
B:「加工黒糖」
あまり知られていませんがAの「黒糖」は刈り取られたサトウキビの持ち味
そのものが出るため作られた時々やサトウキビの育った環境などで味の違い、見た目の違い、品質の安全性などいわゆるブレがあります。それを防ぐために原料糖(サトウキビを原料としながらサトウキビの持ち味を活かしながら安定したお砂糖)をブレンドした商品。
Aの「黒糖」は使わずに「原料糖」に「糖蜜(サトウキビが大元の黒い液体)」をブレンドして味と色を出したお砂糖です。
実はこれらA~Cの3種類は平成22年までは分類されていなかったのです。
それまでは製法がどうであろうと皆「黒糖」といった認識で市場では取り扱われていました。
ちなみに私共上野砂糖ではどの種類も取り扱っています。それだけに今日のクイズ、どれが一番売れているかはまさに出荷量で一目瞭然です。
今日も「黒糖」の購入者の方からご質問いただきましたが「以前に買ったものと味が違う」「見た目の色が違う」「製品の質感(前はさらっとしたのに)」なんてご質問もいただきました。こういったお声を伺うと品質の安定した、しかも使用している大元の原料はサトウキビだけ、まさに熟練の加工技術が活きた「加工黒糖」が一番売れているのは納得です。