今日のクイズは今までの応用編です。
以前、お砂糖は「分蜜糖」(ぶんみつとう)と「含蜜糖」(がんみつとう)
に分けられるお話、覚えていますか?
サトウキビから作られたお砂糖
サトウキビを搾って、その搾り汁からある程度蜜分をふるうことで作られるお砂糖。
上白糖やグラニュー糖はこれに該当します。
だから見た目は白(正しくは透明→光の屈折で白く見えるだけ)
分蜜糖
一方、サトウキビの搾り汁をそのまま煮詰めてサトウキビの持ち味をそのまま煮つめた
黒糖や焚黒糖のような
含蜜糖
※どちらのお砂糖がより良いとかそういうことではないので誤解のないように。
サトウキビ本来の栄養や風味、味わいを残した「含蜜糖」
一方、分蜜糖はより砂糖のショ糖の持ち味を生かせるので
お菓子作りなど「サクッと仕上げたり、ふっくら焼き上げたり、澱粉の老化防止(寿司飯がかたくならない)、腐敗予防などなど」糖度が頼りになるグラニュー糖などをはじめとした特徴があるのです。
そこで今日の本題、三温糖(さんおんとう)はじゃあどっち?
見た目で「サトウキビの成分が多い」なんてお思いの方が多いようですが誤解です。
これも以前のクイズ、お砂糖の作られる順番で
グラニュー糖→上白糖→三温糖なんですね。
そう、三温糖は最後です。
だから色が着いているのも何度も熱を加えられたり、時にはカラメルを添加したものなのです。
ちなみに、ココで言うカラメルも以前に取り上げた温度で変化するお砂糖。
熱することで褐色に色づけられたものなのです。
ということは?グラニュー糖や上白糖と同じということ
では?分蜜糖と含蜜糖どちらでしょうか?
もし、サトウキビの成分を多く残したお砂糖を使いたい方は是非
「きびあじ」「和砂糖」「和三蜜糖」などをお使いください。
ちなみに、上野砂糖では三温糖も取り扱っております。
それぞれの特徴を生かして上手く使い分けて頂けるようこれからもお砂糖のこと
お伝えしていきます。